【就活】大企業で働くか、中小企業で働くか

そのべの雑記

こんにちは、そのべです。

私は、大企業の会社から中小企業に転職しました。

思い返せば、新卒時は「就職は大企業一択や!」という浅はかな考えを抱いており、

中小企業は眼中にありませんでした。

私に限らず、多くの人は大企業の方が良いとなんとなく感じていると思います。

しかし、実際に大企業と中小企業のそれぞれで働いてみると

必ずしも大企業がいいわけではないことに気がつきました。

そこで、今回は私が感じたそれぞれの違いを紹介していきたいと思います。

これから就職活動をはじめる方

大企業に入社したかったが中小企業に入社することになり不安になっている方

大企業、中小企業のどちらが自分に合っているか分からない方

のどれかにあたる方は、是非参考にしてください。

それでは、紹介していきます。

大企業と中小企業での違い BEST5

マンパワー

まず一つ目は、マンパワーが全然違います。

ここでいうマンパワーは人手のことです。

どこの会社のトップ層も、事業活動が回らなくなることを懸念しています。

そのため、仕事ができない人が入ったとしても円滑に事業が回るように仕組化されています。

また最近では、残業の少なさや有休取得率などの指標が重要になっています。

大企業は特に会社の評判を上げるため、これらの取組みに必死です。

そのため、大企業では仕事を細分化し各々の仕事は機械的に回るように徹底されています。

仮に、一人や二人が急に休みを取ったとしても、

誰かがカバーできるような余裕があります。

一方、中小企業は人が十分に確保できていないことが多いです。

そのため、1人あたりの仕事の幅が広い傾向にあります。

その分、特定の人を頼った組織になっている傾向があります。

以上のことから、いえることは

大企業では、一人当たりの仕事の幅が狭く休みが取りやすい

中小企業では、一人当たりの仕事の幅が広く休みがとりにくい

です。

人の長所と短所が裏返しであるように職場の良さも裏返しです。

意欲が高い人が大企業にいくと、自分はもっとできるのにと悩みを抱える可能性もありますが、

プライベート優先したい方は、大企業は素晴らしいと感じられるでしょう。

社内イベントの数

2つ目に、社内イベントの多さが挙げられます。

大企業は、イベントが多いです。(ほとんどが無駄に感じますが…)

例えば、業務改善発表会、安全月間、一般向けへの工場開放、懇親会など数多くあります。

一年中、業務改善の発表資料を作りづづけている方も数多くいます。

会社に染まってしまえば、やりがいを感じれるかもしれません。

しかし、これは自分のスキルアップにつながっているのかというと疑問が残ります。

改善発表会自体は良いのですが、年に同じことを何回も発表することも数多くあります。

そしてネタが尽きてきて、発表のための改善になっているといっても過言ではありません。

一方、中小企業ではイベントの数は最低限にされていることが多いです。

なぜなら、一つ目でも挙げた通りマンパワーが大企業とは違うからです。

私が入社した中小企業では、年一回ありますがマスト参加ではなく希望制でした。

イベントは楽しいから必要と思う人は大企業が向いており、

野暮だなと感じる人は中小企業が向いているかもしれません。

お偉いさんとの距離感

3つ目に、お偉いさんとの距離感です。

大企業では、社長や執行役員と接する機会が少ないです。

中小企業では、同じフロアで働いていたりして接する機会が多く距離感が近く感じます。

また、大企業ではトップダウンの傾向が強く課長も部長に気を使うことが多いです。

そのため、部長に報告するような資料は細かく確認されます。

中小企業では伝わる程度の凝らない資料で報告し、

報告の場で上司から聞かれたことは答えようという形でした。

よりフランクな職場が良いという方は、中小企業の方が合うところが多いかもしれませんね。

精神的な安定度

4つ目に、精神的な安定度があげられます。

私の今勤めている会社は、

・創業年数も50年以上

・業績は現在も好調で利益率も15%以上

の会社です。

ですが、以前と比べてトラブル等が起きた時、

会社の経営は大丈夫かな?と心配になることが増えました。

中小企業では、主力製品が1つや2つしかないことが多いです。

そのため、主力製品がコケてしまうと大変なことになります。

一方、大企業では主力製品がいくつもあることが多いです。

そのため、仮に自分が担当している製品の売れ行きが良くなくても、まぁ大丈夫だろうと思えます。

以上より、大企業では会社の経営部分のことを気にして働いている人は少ないです。

多くの社員は、

・今期は業績良かったんかぁー!ボーナス増えるからラッキー

・今期の業績悪いやん。ボーナス少ないなぁー...

程度にしか思っていません。

一方、中小企業では市場の動向などを全従業員が意識しています

そして、自分ができることを各人が考えて働いているように見受けられました。

世間体

5つ目は、周囲からの評判です。

大企業で働いていると、勤務先を聞かれたときの対応が楽です。

・「○○会社なんですね、すごいわね!」

・「○○会社知ってる!○○製品とか作っているところやね!」

以上のような、良いリアクションが受けられます。

逆に、不祥事を起こしてしまうと気まずくなりますが...

でも、大抵は良いメリットの方が大きいでしょう。

私は、こんな脳死のリアクションをされても全く嬉しくありませんでしたが、

勤務先の説明は楽やったところは嬉しかったです。

あとは、ローンが組みやすかったりします。

メリットはこれくらいです。

まとめ

大企業と中小企業の大きな違い5点について解説しました。

逆に言えば、この5点以外は、あまり変わりません。

例えば、給料や福利厚生でいえば中小企業の方が大企業より高かったりします。

今の会社でも同年代の給料は、前の会社より断然高いです。

しかも、これは残業代ではなく基本給で差をつけています。

福利厚生についても、これまで考えられなかった手厚い住宅補助や資格手当があったりします。

私は、新卒時に中小企業も含めてしっかりリサーチして就活するべきだったと後悔しています。

これから就活する方は、中小企業にも目を配ってください。

そして、皆さんが自分にとっての良い会社に巡り合えることを祈っています!

プロフィール
そのべ

国立大学機械学科に入学。
機械工学の勉強をし、大学院では魚の泳ぎ方について研究して修士卒業。
現在は、メーカーで品質管理の仕事に携わる。
QC検定準1級を取得。現在は1級取得を目指す。

将来の夢
「本を執筆して一人でも多くの”わからない”を”わかった”に変えること」

そのべの備忘録では「統計学」「アプリ作り方」「自分の人生で得た教訓」など幅広く役立つ備忘録を配信しています。

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